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メールマガジン ホントに実践!インターネットマーケティング
2000/06/12(毎週月曜日発行→毎週木曜日発行) 824 部
第3回 住所:URLはどうするの?サーバーはどこに置くの?
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□ ご挨拶
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みなさま、こんにちは。
ご購読いただきまして、誠にありがとうございます。
前回の挨拶で超大手参入のニュースをお伝えしたところ、「うちも同じ状況」
というメールを何件かいただきました。
お互い、頑張りましょうね!
さて今回のテーマは「住所」です。
論理的な住所(ドメイン)、サーバー機器、そしてその置き場所を決めて設置
するまでの作業について、具体的にお話していきます。
何度も繰り返しますが、「買物じょうず」ではこのあたりのノウハウが無かっ
たため、立ち上げが1ヶ月遅れてしまいました。
これから始められるかたは、私達と同じ轍を踏まないようお役立てください。
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■ サーバー機器と回線
■
まず最初は、サーバー機器と回線の話から。
どんなモノでも「購入」するか「借りる」かという選択肢がありますが、イン
ターネットビジネスの場合は、もう少し選択の幅が広がります。
選択肢の中で一番分かり易いのが、
○利用者がサーバー機器を購入し、専用回線を引いて、利用者の社内に置く
ですね。
それから、いわゆる「レンタルサーバー」がありますが、実はこれ、必ずしも
同じサービスでは無くて、おおよそ次のような名前で区分けされているようで
す。
○ハウジング・サービス
設置スペースと回線はサービス会社が提供、サーバー機器は利用者が
準備
○ホスティング・サービス(ディスク・スペース・レンタル)
設置スペースと回線とサーバー機器をサービス会社が提供
1台のサーバーを何社かで共有
○ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)サービス
ホスティング・サービスに加え、高度なアプリケーションソフトウェア
もサービス会社が提供
これらの中から自社の使い方に合ったものを選択していくわけです。
「買物じょうず」がどの形態かは、後でお話します。
ついでと言ってはなんですが、関連して、
○データ・センター
上記3つのサービスを提供する会社、または提供する場所
○レンタルサーバー
上記3つのサービスとデータ・センターの総称
○狭義のサーバー・レンタル
いわゆるレンタルで、サーバー機器を借りること
ハウジングを利用する場合、機器を購入せず借りることもある
という言葉もよく使われます。
■
■ サーバーの種類
■
次に、サーバーの種類について。
インターネットで使用されている主なサーバーの種類をOSで分類すると、
・UNIX(SUN系またはIBM系) マシン
・Linux マシン
・Windows 2000 Server または Windows NT Server マシン
となります。
各OSの特徴や長所短所については専門の書籍をご覧いただくとして、注意点
を1つあげると、
◎ホスティング・サービスやASPサービスを提供しているのは、
ほとんどがUNIXマシン
ということです。
実際、今年2月に私達が十数社に問い合せたときには、
・Linux に対応しているのは1社
・Windows NT Server に対応しているのも別の1社
で、ほとんどの会社からハウジング・サービスの利用を薦められました。
ハウジング・サービスの場合、サーバ機器は持ち込みなんで、何だっていい訳
ですから。
HTMLだけのホームページならOSが何だろうと特に問題ありませんが、プ
ログラムで何らかの処理をする場合は、ご注意を。
■
■ 論理的な住所(ドメイン)
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次は「ドメイン」の話です。
(お馴染みでしょうから、説明は省かせていただきます。)
「買物じょうず」では、下記2つのドメインを使用しております。
・ http://www.kaimono-jozu.com/
・ http://www/surv.co.jp/
「買物じょうず」にアクセスするときは http://www.kaimono-jozu.com/ を入
力していただいてますね。
みなさまのWebブラウザに表示される「買物じょうず」コンテンツのうち、
商品情報やショップ情報はこちらのドメインから送られています。
残りのコンテンツ、例えばタイトルの画像等は http://www/surv.co.jp/ から
送られています。
分けた理由はただ1つ。サーバーや回線の負荷を分散するためです。
あちこちのドメインからコンテンツをかき集めて1つのページを表示するなん
て、技術的にはあたりまえのことでも、なんか不思議な感じですね。
(そう思うのは私だけ?)
さてこのドメイン、ご覧のとおり「com」と「jp」があります。
この違いも、みなさま既にご存知でしょう。
詳しくお知りになりたいかたは、インターネット関係の雑誌の広告からドメイ
ン登録業者(レジストラ)やドメイン代理登録業者を探し、その会社のホーム
ページをご覧ください。非常に分かり易く説明されています。
そして「買物じょうず」の場合は、これらを次のようにして取得しました。
●「com」ドメイン取得
こちらは、ドメイン登録業者(レジストラ)に申し込みました。
Web上から申込んでメールで確認しただけなので、手続きに要した時間はほ
んの十数分でしょうか。
数日後には使用できるようになりました。(設定作業はこちらで行いました)
●「jp」ドメイン取得
こちらは、ホスティング会社のドメイン登録サービスを利用して申し込みまし
た。
所要日数は、
・申込書を郵送してから「jp」ドメインの申請が可能になるまでが約1週間
・「jp」ドメインの申込書を郵送してから認可されるまでが約2週間
・認可後使用できるようになるまでが約1週間
(設定作業はホスティングにしてもらいました)
でした。
複数社を調べましたが、どこも同じくらいかかるようです。
つまり、
◎「jp」ドメインの取得には、1ヶ月の余裕が必要
ということです。
知らないと泣きます(泣きました)。要注意です。
■
■ 置き場所
■
続いて、上記ドメインに対応するサーバーの設置場所です。
● http://www.kaimono-jozu.com/ のサーバー
こちらは、限りなく自社保有に近い形でハウジング・サービスを利用していま
す。
理由は、「買物じょうず」のプログラムを Windows 系の言語で開発したので
ホスティング・サービスの利用が難しかったのと、ノウハウ取得のためです。
ここで、もう1つの遅れた原因。
今回のハウジング・サービスを利用するにあたり、回線も自前で用意したので
すが、またまた問題がありました。
それは、
◎回線を引くにも、1ヶ月近くかかる
ということです。
数年前の雑誌に、回線を引くには1ヶ月以上かかる旨の記事がありましたので、
少しは改善されてきてるんでしょうけど...
これも知らないと泣きます。
自分達が頑張ればなんとかなる問題じゃなく、ただ待つしかないのです。
ご注意あれ。
なお、セキュリティの関係で詳しくは言えませんが、このサーバーは1台では
ありません。
1つのドメインの裏で、複数のサーバーがあれこれサービスしてるってところ
でしょうか。
● http://www/surv.co.jp/ のサーバー
こちらは、ホスティング・サービスを利用しております。
そのため、実は、
・そのサーバーがどこにあるのか、何台あるのか
・OSは何か(たぶんUNIXでしょうけど)
を知らないんです。
回線も管理もすべてお任せなんで、非常に楽です。
私達のようにノウハウ取得という目的が無いのであれば、こちらを強くお薦め
します。
複数のサービス会社を検討し、サービス内容や値段を基に、今契約している会
社を選定しました。決め手は、問い合せに対するレスポンスです。
早朝、同じ質問メールを2社に出したら、1社はお昼過ぎに、もう1社は2日
後に返事が返ってきました。どちらを選んだかはお分かりですよね。
(それでも稼動まで1ヶ月かかるんです!)
それからもう1つ。
ドメイン取得料を月々の使用料とは別に請求する会社と、取得料を無料にして
月々の支払額に上乗せしてる会社があります。
どちらが良いかは一概には言えませんが、広告やホームページを良く読んで、
仕組みを理解したうえで申込まれることをお薦めします。
■
■ ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)サービス
■
最後に少し、将来の話を。
最近、ホスティング・サービス会社でもソフトウェアを無料または安価で提供
してくれるところが増えてきました。
広告で「弊社提供CGIのみ使用可能」とか「掲示板は無料で設置できます」
と記載されているサービスです。
これもASPの一種と考えていいと思います。
弊社サイト(http://www/surv.co.jp/)をご覧になられたかたはご存知のとお
り、弊社では「買物じょうず」を汎用的にした「二階層Web掲示板」という
パッケージソフトを販売しております。
将来的には、このソフトを組み込んだASPサービスの提供も考えております
ので、もし高度な掲示板を使った新しいWebビジネスを検討中のかたは、ぜ
ひ弊社にお声をかけてください。
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□ 次回の予告
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次回のテーマは「制作・前編」です。
企画書の内容を形にしていく制作過程のうち、「見積り」「設計」「プロトタ
イプ作成」についてのお話していきます。
なお、これまでこのメルマガは毎週月曜日に発行しておりましたが、次回から
毎週木曜日とさせていただきます。
理由は、より多くのかたに読んでいただきたいから。
なぜ木曜日?その答は『まぐまぐ』のホームページにあるんですよ。(微笑)
したがいまして次回は 6/15 発行です。どうぞお楽しみに。
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□ 「買物じょうず」の今
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本題では、分かり易くするため時系列に話を進めておりますが、このコーナー
では、まさに今現在の「買物じょうず」をご紹介します。
今回は、商品情報の話です。
「買物じょうず」では商品について詳しく知りたい場合、URLが登録されて
いれば、メーカー様のサイトへ飛ぶことができます。
ご登録いただいたURLのチェックがてら各社のサイトを拝見するのですが、
商品情報を更新していないメーカー様がけっこう見受けられます。
同じ会社でも、コンピュータ関連のページは常に新しい商品が見られるのに、
それ以外は古い商品しか掲載されていないこともあります。
逆に、新製品しか載っていないサイトもあります。
よく「カタログだけのホームページはダメだ」と批判されますが、カタログす
らちゃんと載っていないホームページってのはどうなんでしょう。
おそらく皆様お忙しくてのことでしょうから、それこそアウトソーシングして
ほしいものです。
インターネットマーケティングを推し進めている弊社だっら、どの製品がよく
見られているのか(人気があるのか)、他に何か希望があるか、といった分析
もするでしょうし。
せっかくの消費者との接点が、もったいないですね。
余計なお世話かな?
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