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メールマガジン ホントに実践!インターネットマーケティング
2000/08/24(毎週木曜日発行) 1,131 部
第14回 「買物じょうず」の特徴、そして今後
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□ ご挨拶
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みなさま、こんにちは。
ご購読いただきまして、誠にありがとうございます。
前回、現時点におけるいくつかの代表的な「価格比較サイト」と近い将来出現
するであろう「価格比較サイト」をご紹介しました。
今回は、それらに対して「買物じょうず」はどういった特徴があるのか、そし
て今後の予定についてお話していきます。
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■ 「買物じょうず」って価格比較サイト?
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最初から前回のメールマガジンを否定するような見出しですみません。
ただ、前回のメールマガジンを読んで、こう思われた方もけっこう多いのでは
ないでしょうか?
前回「価格比較サイト」の定義を、
同じ商品について、販売店ごとに異なる価格を比較できるサイト
としましたので、「買物じょうず」も「価格比較サイト」の1つといえますが、
サイトのトップページに掲示してあるとおり、またこのメールマガジンの第2
回でご紹介したとおり、実は
価格比較もできる、買物情報に特化したコミュニティサイト
なんです。
私達がそう思っているだけかもしれないので、第三者の意見もご紹介します。
現在 Yahoo! JAPAN で「買物じょうず」を検索すると、
ファッション、生活用品、食品、家電、パソコン、スポーツ用品、サービ
ス等のクチコミ情報。製品名から販売店を逆引き。
と表示されます。
つまり、おそらく日本で一番長時間ネットサーフィンをしていて、そのため一
番目が利くであろう Yahoo! JAPAN のサーファーチーム(掲載担当部署)が、
「買物じょうず」のことをこのように定義しているわけです。
(ちなみに Yahoo! JAPAN には、「価格比較」という文言も入れてくれるよう
変更申請中です。)
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■ コンセプト(再掲載)
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第2回のメルマガをご覧になっていない方、または削除してしまった方のため
に、もう一度「買物じょうず」のコンセプトを紹介します。
●買物についての次のような情報の交換の場を、Webサイト上に提供する
・欲しいモノがあるんだけど、どこで、いくらで買えるのかな?
・同じモノを買うんだったら安いほうがイイ!お店を比較したいなあ。
・へえ〜1ヶ月前はこの値段だったんだ。
・これ、いいでしょ。あそこのお店で、こんなに安く買ったんだよ。
・今、どんなモノが人気なのかなあ?
●有益で賑わいのあるWebサイトを通じて、効果的な広告を発信する
買いたくて調べている人にとって、広告・宣伝は貴重な情報です。
つまり、「買物じょうず」の利用者がリンク先のショップへ飛んで実際に
購入する確率は、他のサイトに較べて高くなると考えることができます。
●定量分析による「将来の消費動向」をクライアントに提供する
買いたいものがおおまかに決まっている場合、ほとんどの人は次に「それが、
どこで、いくらで売られているか」を調べます。
この行動をきちんと補足できれば、近い将来「何が、いくらで買われるか」
という「将来の消費動向」を予測することができます。
ただこれまでは、そのために多大なコストがかかっていました。
「買物じょうず」では、無意識に発せられる情報を収集・分析することによ
り、これを低コストで実現します。
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■ コミュニケーション(双方向性)
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前回ご紹介したとおり、「価格比較サイト」の価格情報は、通常ショップまた
はサイト運営者からの一方通行です。
価格を比較するためには、このほうが間違いなく信頼性が高いですから。
そしてそれとは別に設置してある「掲示板」で、利用者相互のコミュニケーシ
ョンをはかっているわけです。
自由形式の掲示板ですので、そこではもちろん「価格」以外のことも話題とな
っています。
「買物じょうず」は、これらのサイトではあくまでも付帯設備でしかない「掲
示板」だけに特化し、さらに、書込める内容もあえて買物に必要な最小限の情
報に絞込んだものといえるでしょう。
最小限の情報とはいえ、日常何気なく会話されている
・何を、どこで、いくらで買ったか、買えるか
は知ることができますし、
・ある商品が同じ店でどういった値動きをするのか
・同じ商品が、お店または地方によってどれだけ価格差があるのか
ということも調べることができます。
利用者が自分の知っている情報を持ち寄り、それを1ヶ所にまとめて皆で利用
するなんて、極めてインターネット的で面白いでしょ!!
(ここでNoという人が多いと「買物じょうず」の将来は厳しいんですけどね)
逆に、他の「掲示板」でみられるような議論・討論は一切できません。
議論ができる「掲示板」は他にたくさんありますし、そのマイナス面も避けた
かったからです。
他の「価格比較サイト」との大きな違いが、わかっていただけたでしょうか。
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■ 現在の収益
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「買物じょうず」単体でいうと、現在の収益はバナー広告掲載によるものだけ
です。
バナー広告には、
・表示回数保証型
・クリック保証型
・成功報酬型
・代理店型
等がありますが、「買物じょうず」では「クリック保証型広告」が主となって
おります。
あまり細かいお金の話をするのも気が引けるのですが、みなさまが非常に関心
を持たれるところでもありますので、今回は一番計算が簡単な「クリック保証
型広告」を中心に、おおよその計算方法をご紹介しましょう。
●1クリックあたりの単価
広告代理店にもよりますが、最初は皆、1クリックあたり15円〜20円で契約し
ている思われます。
そして、ページビュー数、クリック数によって、アップしていくわけです。
●クリック率
最近の一般的なクリック率(クリック数/表示回数)は、1%〜0.2% と言われ
ています。
これだけ幅があるのは、
・コンテンツとの親和性
・ページビュー数(多いほどクリック率は低下)
・1ページあたりのバナー数(多いほどクリック率は低下)
のためです。
●それでは「買物じょうず」は?
既にご紹介しているとおり、現在の「買物じょうず」の1ヶ月あたりのページ
ビュー数は、約100,000回(感謝!)です。
大きなバナー広告は1ページに3個あります。
したがって下記のように概算金額を求めることが出来ます。
100,000回 × 3個 × 0.6%(クリック率) × 15円 = 27,000円
みなさまの予想より多いですか?少ないですか?
●百万ページビューの場合は?
仮に、1ヶ月あたりのページビューが今の10倍になったら、下記のようになる
と思われます。
1,000,000回 × 3個 × 0.3%(クリック率) × 25円 = 225,000円
もちろん、1ヶ月のページビューが百万回近くになれば「表示回数保証型広告」
等の比率が大きくなりますので、実際のトータルの収益は今の10倍〜20倍と思
われます。
そしてこのあたりが、「買物じょうず」が広告の収益だけで継続していけるギ
リギリのラインではないでしょうか。
逆に、どのサイトもここまで行かないと、広告の収益だけではやっていけない
ということです。(必ずしも広告に頼る必要も無いですしね。)
これからWebビジネスを始める方にとって、この数字は1つの目安になるの
ではないでしょうか。
●千万ページビューの場合は?
それではもし仮に、1ヶ月あたりのページビューが今の100倍になったら...
「表示回数保証型広告」が主となりますので、上記の計算式はあまり意味が無
くなります。
そしてその場合、同じページビューでもコンテンツによって金額が大きく異な
りますので、トータルの収益は今の100倍〜400倍と、ブレがでるでしょう。
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■ 「買物じょうず」の今後
■
それでは最後に、「買物じょうず」の今後の予定についてお話します。
まず上記のコンセプト通り
・定量分析による「将来の消費動向」(統計情報)の販売
に着手します。
また「買物じょうず」の利用者は
・生活関心度が高く
・品質と価格に敏感で
・自ら情報発信することに積極的な
「賢い消費者」ですので、メンバーの中から希望者を募り、
・アンケート等の定性調査の仲介
・商品モニターの仲介
といった展開もしていく予定です。
定性調査では量より質が大切ですので、「買物じょうず」のメンバーは最適任
だと思いませんか?
そしてさらに「その次の手」ですが、
○着実案
・伝統(といっても2〜3年ですが)のある多くのサイトのように、継
続することで着実に固定ファンを増やし、気が付けば月間数百万ペー
ジビューというパターン
・継続していくための資金は必要なので、弊社他事業に、より力を入れ
ていくことになる
○急展開案
・大量に広告・宣伝し、一気にアクセス数を増やすという、最近のイン
ターネット関連ベンチャーに多いパターン
・巨額の資金が必要だが、「時間」は極端に短縮可能
・今の弊社の体力では厳しいので、当然のことながら増資が前提
○提携案
・メーカー、ショップ、またはマーケティング会社等と提携
・上記2案との併用も可能
・その他
等が考えられます。
(実際このへんの話になると「買物じょうず」と「有限会社サーブ」を分けて
考えること自体できないんで、お話はここまでです。)
どういった「次の手」を打つのか...
これからの「買物じょうず」にご期待ください。
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□ 次回の予告
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次回のテーマは「検索サイトの活用」です。
このメルマガの第12回でお話したとおり、7月前半に検索サイトの登録内容
等を見直して修正したところ、アクセスが大幅にアップしました。
まだまだ思考錯誤の段階ですが、できる範囲でその活用方法をご紹介する予定
です。
どうぞお楽しみに。
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