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メールマガジン 中小企業経営者のための、インターネット活用Q&A
2001/05/28(第2・第4月曜日発行) 627 部
第4回 ナレッジマネジメントはもう死んだ?
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□ ご挨拶
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みなさま、こんにちは。
ご購読いただきまして誠にありがとうございます。
初めてのみなさま、数あるメルマガの中から選んでくださり、ありがとうござ
います。
このメルマガは、インターネットをビジネスに活用する際に直面するさまざま
な問題とその解決策について、質問に答える形で提案していきます。
前回のメールマガジンは読者の皆様の興味を引いたようで、たくさんの反響が
ありました。ご入会くださった皆様には、ここで改めてお礼を申し上げます。
さらに、前回の研究にご協力くださった会員の皆様。
おかげさまで「例のページ」もどんどん進化しております。新たに「ヒント」
も付けましたので、機会がありましたらぜひまたアクセスしてみてくださいま
せ。
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□ ナレッジマネジメントはもう必要無い?
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一昨年から昨年にかけてやたらと耳にした「ナレッジマネジメント」ですが、
ブームが去ったようで近頃あまり聞かなくなりました。心なしか書店でもあま
り見かけません。
経営者の方々からは、
・ナレッジにしてもグループウエアにしても、概念は理解できても自社にそ
の必要性を感じない。
・確かに大企業だったら、人も多いしノウハウもたくさんあるだろうからそ
りゃあやっても効果あるかもしれない。
でも我社はちょっと歩けば誰の席へも歩いていける。毎日朝礼で全員集合
してるから、連絡はそこですればいい。それでも必要?
という声が聞こえてきますし、
ナレッジマネジメントシステムの構築を顧客企業にコンサルティングしている
日本のある「総研」でさえ、自社内では
・ナレッジに入っているような情報は皆の頭の中に入っているし、ほんとう
に聞きたかったら直接出向いて話を聞くから必要無い。そもそも気軽に話
を聞ける雰囲気こそが我社の文化だ!
と言っています。(なんて無責任な...)
ナレッジマネジメントは、もう使い物にならない過去の遺物になってしまった
のでしょうか?
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■ ブームの功罪
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マーケティングの基本なのかコンピュータ関連業界の癖なのかは知りませんが、
新しい「技術」や「考え方」を短い間に広く認知してもらうための常套手段と
して「ブームを仕掛ける」もしくはその「ブームに便乗する」方法がとられま
す。
古くは「SIS」「マルチメディア」(二十歳台の人は知らないでしょうね)
ここ数年でも「ワン・トゥ・ワンマーケティング」「クリック&モルタル」
そして最近では「ブロードバンド」などなど。
「IT」や「IT革命」もその1つかもしれません。
(そういえば最近やたらと「IT活用」という単語を目にしますね。)
どれも細かい話は置いておいて、なんとなく理解でき、記憶に残り、その波に
乗り遅れまいという気分にもさせてくれます。
それにより需要が喚起されるわけですから、ある意味すばらしい方法でしょう。
でもそのために、「ブームが去ればすぐに見向きもされなくなる」という宿命
もあります。
今回テーマの「ナレッジマネジメント」も、どうやら同じようです。
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■ 実は、本質はそれほど変わっていない
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ここに、十数年前の経営者向け雑誌とコンピュータ関連雑誌があります。
どちらも、メインの記事はSIS(戦略的情報システム)です。
記事だけでなく広告にも、SISという文字が躍っています。
そして記事を読んでみると...
・社内の情報を集めて経営に活かす
・社内の情報を共有化し、皆でそれを活用する
・社外との情報交換をスムーズにし、ムダを無くす
そう、基本的な考え方は「ナレッジマネジメント」と似ています。
大きな違いはたった1つ。インターネット技術を使っていないということだけ
です。
実際、弊社スタッフや弊社のパートナー会社はそのころから今でいうIT業界
に属していましたので、その間の技術の進化は凄まじいにしても、その技術で
実現すべき目標・目的はそれほど進化していないというのが体験としてよく分
かります。
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■ 共有化すべき情報はある
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「ナレッジマネジメント」という言葉の寿命は、あと少しかもしれません。
でもおそらく、真の情報共有化が実現するまでブームは名前を変えて再来する
でしょう。
共有化したい情報・すべき情報は、間違いなくあるのですから。
でなければ、(姿かたちを変えつつも)十数年前からその必要性を言われ続け
ているわけがありません。
ただし、それは一般論。
日常業務で情報共有化のメリットが実感できなければ、わざわざ苦労してお金
をかけてその仕組みを作ろうという気にもならないでしょう。
そこで次回は、
「超格安で情報共有化のメリットが実感できるインターネット活用方法」
をご紹介します。
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□ 質問、相談お待ちしております
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本メルマガは、読者のみなさまから寄せられる質問や相談も、一般的・汎用的
にアレンジして紹介し、できる限り双方向性の高いメールマガジンを目指しま
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複数の意見を併記することにより、厚みがあって実務に役立つメルマガに成長
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