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   メールマガジン ホントに実践!インターネットマーケティング

               2000/06/29(毎週木曜日発行) 887 部

  第6回 お披露目:サイト公開前後のあれこれ
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□ ご挨拶
□

みなさま、こんにちは。
ご購読いただきまして、誠にありがとうございます。

最初に、うれしいお知らせを1つ。

雑誌「YAHOO! Internet Guide JAPAN」8月号「カーツ佐藤的 Best Web Guide」
というページに「買物じょうず」が掲載されました。
ぜひ、雑誌を購入して見てみてください。

可能であれば、後日このメルマガで雑誌掲載効果を発表する予定ですので、
お楽しみに。


さて今回は、サイト公開(回線接続)前後のお話です。
システムの制作が一段落して次は何をするか?公開した後は何をするのか?
といったことについて「買物じょうず」を例にお話していきます。


■
■ コンテンツ制作
■

前回と前々回でシステム制作のお話をしてきましたが、それとは別に、大事な
ものの制作が残っています。
そう、そのシステムに付随するコンテンツ、具体的にはHTMLファイル等で
す。

「What's New」をはじめ「ご利用の手引き」「FAQ」「利用規約」などなど。
どれも必要不可欠なページです。
いろいろなサイトを参考にしながら、そして利用者を想定しながら作っていく
わけです。
1つ1つは小さいファイルですが、数が多いのでけっこう時間がかかります。

「買物じょうず」では、どうしてもシステム制作が優先され、こちらの制作は
遅れがちでした。

全体を取りまとめるプロデューサーと、システム制作チームのリーダーと、コ
ンテンツ制作チームのリーダーが別々なら、特に気にする問題ではありません
が、いずれかを兼務する場合はそのバランスに注意が必要です。


■
■ 初期データ入力
■

そして、もう1つのコンテンツ。初期データの入力が必要です。

「買物じょうず」の場合は、「カテゴリー」「商品」「メーカー」「ショップ」
情報がこれにあたり、サイトによっては、例えばカタログ中心のサイトなら、
「画像」や「スペック」情報がこれに相当します。

ホストコンピュータ等の別のコンピュータにデジタルデータとして保存されて
いれば、そのデータを移行することで済む話(移行プログラム開発は別の話)
ですが、そうでなければ人手に頼るしかないので時間がかかります。

第1回でもお話しましたが、「買物じょうず」の最初のデータは、商品数、シ
ョップ数ともに、約1,000件でした。
データ入力専任チームはありませんので、スタッフが手分けして入力しました。

1件1件の入力は簡単なので軽く考えてしまいがちですが、誰しも「飽き」や
「疲れ」がありますので、余裕を持って見積もりましょう。
じゃないと徹夜するはめになります。


■
■ サーバーの設定
■

それから、システム的なことも残っています。

制作時はテスト用のサーバーで済ませても、本番用のサーバーはそれなりのス
ペックのマシンが必要ですし、テストとはまた違った設定も必要です。

第3回でお話しましたが、サーバーの運営形態としては

  ・利用者がサーバー機器を購入し専用回線を引いて利用者の社内に置く
  ・ハウジング・サービス
  ・ホスティング・サービス(ディスク・スペース・レンタル)
  ・ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)サービス

があります。


このうち、ASPやホスティング・サービスを利用する場合は、ほとんどの設
定をサービス会社が行いますので、とくに手間はかかりません。

ドメイン名を伝え(ドメイン取得も任せたのであればそれもいりませんね)、
設定完了の報告を待つだけです。
報告を受けたら、後は手順にしたがいコンテンツをサーバーにアップロードし
ます。俗に言う「FTPで上げる」ですね。

最近、ホスティング・サービスを利用される会社が増えていますが、こういっ
たところも人気の1つでしょう。


ハウジング・サービスの場合は、会社によってサービス内容が異なりますので
契約前に確認が必要です。


利用者がサーバー機器を購入し専用回線を引いて利用者の社内に置く場合は、
全ての作業を自社内で行うことになります。

まず機器の購入ですが、Webで何をするのか、そしてどれくらいのアクセス
を想定しているのかによって、必要なスペックはまったく異なります。
費用対効果を考えて決めるしかないのですが、これがまた悩むん悩む。

「買物じょうず」でいえば、ある有名メーカーのマシンを契約一歩手前であき
らめたことがあります。
理由は、増設メモリの値段が信じられないくらい高かったから。
せっかく高性能低価格が魅力のサーバーなのに、メモリを増設すると普通の高
価格になってしまうなんて...先方の営業担当者もその価格体系には困リ果
てていました。

次に設定作業です。
これは、サーバーの使い方が一般的で且つ慣れた人が行ったとしても、ゼロか
ら始めれば1日以上かかってしまいます。
(けっこう待ち時間があるんです)
特殊な使い方だったり、作業者が慣れていない場合は、1週間かかっても動か
ないこともざらです。

サーバー設定ノウハウの取得という目的が無いなら、プロに任せた方が安心で
すね。
最近は、そういったことが専門の会社もありますし、メーカーが別料金で請け
負ったりしています。もちろん弊社も。


■
■ 公開(回線接続)
■

設定が終わり、回線を接続をすれば、その瞬間からすべてのコンテンツは公開
されたことになります。

例えば「買物じょうず」の場合、ブラウザのアドレス欄に「211.11.207.242」
や「www.kaimono-jozu.com/」と入力すれば、世界中のどこからでもサーバー
にアクセスして見ることができるようになるわけです。

  ≪オープン 2000年4月13日 木曜日 大安≫

理屈では当たり前のことでも、初めて公開し、他の場所から見れたときは感動
しました。(私だけ?)


■
■ 身内でテスト
■

とはいっても広大なインターネット、公開しただけでは誰も来てくれません。

それを幸いに「買物じょうず」では、約1週間、一般へは一切告知せずに身内
だけで最終テストを繰り返しました。

ここでいう「身内」とは、スタッフ+友人知人のことですが、皆さん忙しい中
何回もアクセスしてくださいました。
この場を借りて感謝します。ありがとうございました。

このテストでは、システム的には特に大きな問題は無かったのですが、デザイ
ン的にいくつかの問題を指摘していただき、突貫工事で修正しました。
より多くの人の目に触れることで、ブラッシュアップできたのです。


一般告知の話で少し付け加えますと、本人が告知したつもりが無くても、自動
巡回プログラムが調べに来て、勝手にリンクリストに入れられることがありま
す。
これについては設定により防ぐことができますので、もし見られたくない場合
は、そういった処置も必要です。


■
■ 画像使用やリンクの許可申請
■

最終テストと並行して、画像使用やリンクについての許可申請をしました。

調べてみると、画像ファイルの使用はともかく、意外にもリンクについて制限
を設けている会社が何社かありました。
おそらく最悪の事態を想定してのことだと思います。

「買物じょうず」はおかしなサイトではありませんので、許可は得られました。
各社ご担当者様、ありがとうございます。

ここで注意してほしいのは、この作業は公開(回線接続)後でないとできない
ということです。
先方が確認しようにも、公開されていなければアクセスできないのですから。


余談ですが、この1週間は、アクセス数が少ないし、あってもほとんどが身内
なので、知らない人がアクセスしてくるとすぐにわかりました。

また「買物じょうず」には様々な統計データを算出して各種マーケティング活
動に役立てるための「ログ取得機能」があり、利用者が1人の場合はすべての
行動を補足できるレベル(2人以上の場合は不可)にしてありますので、一般
(身内以外)の人の行動パターンを探るうえで、格好のサンプルとなりました。


□
□ 次回の予告
□

次回のテーマは「スタート」です。

インターネットの仕組みからすると、正確にはサーバーを回線に繋いだ瞬間
からスタートなのですが、それでも一般告知の前と後では状況が異なります。
次回は、一般告知およびその直後のお話をする予定です。


□
□ 「買物じょうず」の今
□

本編では、分かり易くするため時系列に話を進めておりますが、このコーナー
では、まさに今現在の「買物じょうず」をご紹介します。

7月に向け、そして雑誌を見てアクセスしてくださるであろうかたを意識して、
大幅にリニューアルしました。
見た目も、そしてプログラムの機能もアップしましたので、ぜひアクセスして
みてください。

どういうコンセプトでこのように変更したかということや、その結果どうだっ
たということも、可能な限りこのメルマガの本編でお話していく予定です。
お楽しみに。


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